ネイティブ英語環境とは?
意思と環境-1
私は帰国子女ではなく、ごく普通に中学校1年生から英語を学びました。
大学在学中、卒業後と、アメリカに通算1年半、留学していました。
その後商社勤めを経て独立し現在は海外セミナーの同時通訳や、
翻訳も手がけ、英語の通信講座を運営したりもしています。
そんな境遇なので私の周りにはすごく英語ができる人が多いです。
先日も4ヶ国語を操る友達と話していたんですが、英語を話せるっていうと
良く聞かれる質問があるんです。
それは、
「どうやったら英語ができるようになりますか?」
という質問です。
「通訳です」、「英語話せます」というと、本当に良く聞かれます。
実は私も昔、たくさん聞いていました(笑)。
前々から疑問だったのは、英語ができるようになりたい人はすごくたくさんいるし、
英語の本や、教材、英会話スクールは本当に世にあふれているのに、
なぜに英語を話せない人がこんなに多いのか?ということです。
そして、
「どうやったら英語ができるようになりますか?」
と聞いてこられる方に、
「今どういうふうに学んでいますか?」
と 伺うと、
たいていの方は私からすると
「これははずせないでしょう!」
という英語学習の「核」の部分を「すっぽり」と抜かして勉強されているのです。
たくさんの人が、マジメに英語を学びたい、話したいと思っているのに
何度も同じ事を繰り返し、無駄な時間を過ごしている…。
まず始めにお伝えしたいのは
「知っていること」
と
「やっていること」
の間には非常に大きな溝があるということです。
最重要だと私が考える
「英語学習でもっとも重要な2つのこと」
について説明して行きます。
まず最初にお伺いしたい事があるのですが、
あなたはなぜ、英語を勉強するのでしょうか?
海外旅行にいって自分で英語を話してみたいから?
外国人の友達が欲しい?
海外留学したい?
映画を字幕なしで見たい?
シェイクスピアを原文で読みたい?
いろいろありますよね。
もしくは
「なんとなく、かっこいいから」かもしれません。
私は英語関連のお仕事をしているため、これまでたくさんの、
英語を自在に操ることのできる英語マスター達にお話を伺いました。
そこで私が得た結論は、
結局、英語を習得するには
「2つのこと」がしっかりしていないと
「何をやっても無駄だ」ということです。
この2つは、
日本で英語を教えている外国人に聞いても、
4ヶ国語をマスターしたアメリカ人に聞いても、
同時通訳者にきいても、
アメリカで働いていた日本人に聞いても、
みんな同じことを言っていました。
その2つってなんだとおもいますか?
それは
意志と環境
です。
下記に詳しく説明していきます。
ページトップへ
意思と環境-2
では、「英語力を伸ばすには、どのような意志と環境が必要か」
を説明していきたいと思います。
まず、この事実を知ってほしいのですが、ほとんどの人はこれらを知らないから、
英語修得を諦めたり、大金を使ってスクールにいったり、せっかく留学したのに
全然英語が話せなかったりするのです。
英会話スクールや留学が悪いといっているわけではありません。
そんなにお金をかけなくても、留学しなくても、英語は習得できます、ということなのです。
ただし、それには
「意志と環境」が必要になってきます。
意志、それはわかりやすくいうなら、
あなたが
「なぜ英語を学ぶのか?」
ということです。
この意志が明確であればあるほど、英語を身につけるのが早くなります。
レストランに入ったらあなたはいちばん先に何をしますか?
メニューを見て注文をしますよね?
そしたら注文どおりの物が出てきますよね?
漠然と「英語ができるようになりたいなあ」と思っているのは、レストランに入って店員さんに
「ご注文は?」
と聞かれて、漠然と
「なにかおいしいものをください」
と言っているのと同じなのです。
それでは、店員さんは困惑しますよね?
しょうが焼き定食が食べたいな!と思ったら「しょうが焼き定食1つ!」と、
固有名詞で具体的に注文しないとしょうが焼き定食は出てきません。
英語も同じです。
あなたはなぜ、英語を覚えたいのでしょうか?
あなたのほしいものをまず「注文」しないと、レストランで困惑する店員さんの顔を
ずっと見続ける羽目になります。
やみくもに語学を勉強する、というのは懐中電灯なしで山道を歩くようなもので、
効率的ではなく、しんどいだけです。
自分がどこに向かっているのかがわからなければ、不安で、この方向で大丈夫なのか
と、歩き続けること自体に疑問を持ってしまいます。
昔サンディエゴに住んでいたときに外務省から派遣されていた日本人男性がいました。
彼はものすごく努力家だったのですがあるとき、彼のファイルをみてぎょっとしました。
そこには
日本語と英語の鳥の種類が一覧になって並んでいました。
外務省から派遣されてアジア学やアジア経済を学んでいるのになぜ鳥の英単語を
おぼえないといけないのでしょう?
これが「やみくもに語学を勉強する」ということです。
ひとつ、私の教訓となっている大事な言葉があります。
人間は「欲しい」と思ったものしか手に入りません。
なので最初に注文の取り違えをすると、間違ったものが得られてしまいます。
なので、まずはあなたに「学ぶ目的」を明確にして欲しいのです。
あ、「学ぶ目的」で
「TOEICを800点にしたい」
「英検2級に受かりたい」
という「資格試験系」は辞めてくださいね。
それは、よほど勉強好きの人しか、モチベーションにならないんです。
目的の設定の仕方で効果があるのは、
その資格試験に受かったとしてその英語力でなにをしたいか
と、自分に問うことです。
あなたは、海外旅行で英語を話したいでしょうか?
アメリカに住みたいでしょうか?
外国人の友達がほしいのでしょうか?
英語を使って海外で仕事をしたいのでしょうか?
自分の欲しいものがわかっていなければ、
欲しいものは得られませんよね。
今、時間をとって下記の質問に答えてみてください。
「あなたは、どうして英語を勉強するのでしょうか?」
(考えてみてくださいね)
●環境について
次は、環境についてです。
意志、は自分の中から湧き上がってくるものですが、「環境」は自分で作りだすものです。
英語習得に最適な環境とは、「ネイティブ英語環境」です。
究極は、
「日本人がまったくいない英語圏に住む」
と、もっとも早く英語習得ができると思います。
しかし、これだけいうと
「いや、そんなこと言われましても仕事もありますし」
という声が聞こえてきそうですので、今のあなたの生活を見ていくところから
始めましょう。
あなたがサラリーマンなのであれば、
朝起きて、テレビをつけたり、新聞を読んだりして、
朝食を食べ、
着替え、
家を出て、
駅につき、
電車に乗り、
駅を降りて会社まで歩き、
会社につき、
仕事をして、
会社を出て駅まで歩き、
電車にのり、
家に帰り、
TVをつけ、
夕食食べる、
家事とか電話とかお風呂とか
インターネットなどをして、
寝る、
という、大体これに当てはまるような生活パターンを送っているのではないでしょうか?
この一日の中の時間にひとつだけ共通点があります。
会社でも家でも電車に乗っているときもテレビを見ているときも・・・
なにかが共通しているのです。
なんだと思いますか?
あなたが毎日無意識のうちにやっていること。
さて、なんでしょう?
…答えを言いましょう。
それは、
ずっと日本語を聞いている
ということです。
あなたはどの時間も、いわば、
「日本語ネイティブ環境」
に置かれているわけです。
つまり、電車の中、家庭、テレビ、職場、スーパー、カフェ・・・
いろいろなところで人が日本語をしゃべってるのを聞いているんです。
寝ているのが6時間として、18時間ほど、日本語をずーーーっと聞いているんですね。
職場とか、家庭とかで自分もしゃべりますよね。
しゃべったり、書いたり、読んだりしているんです。
現在、あなたは日本語ネイティブ環境にいるわけです。
現在、日本語ネイティブ環境にいるからこそ、あなたは日本語の単語を忘れたりしない
わけです。
毎日聞いたりしゃべったりしていますからね。
ここでひとつ、覚えておいて欲しいことがあります。
「聞く」ということは蓄積すること
ということです。
テレビでよく流れているCMや歌って自然と覚えてしまいますよね?
それとおなじで
英語も無理におぼえようとしなくても、聞き続けていれば言い回しや、
ある単語と前置詞の組み合わせや、単語などが自然と脳に記憶されるのです。
無意識のうちに。
これ、さらっと書きましたが、英語を覚える上で、非常に大事なことです。
「無意識のうちに蓄積されていく」のです。
なので、英語を話せるようになりたいなら、
あなたに
「日本語ネイティブ環境」
を抜け出し、
「英語ネイティブ環境」
を生活の一部にしてもらわないといけません。
多くの人は、意識はしていないと思いますが、英語ネイティブ環境を求め、留学をします。
留学もよいのですが、私のまわりの英語マスターたちの話を聞いていると、
彼らは留学していても、日本にいるときから自主的に、人工的に、
英語ネイティブ環境を自ら作り、そこに生活していた人が大半を占めました。
「ネイティヴ英語環境」を意識する。
この違いは、かなり大きいです。
「留学するから日本では英語やんなくていいや」
と思って何も英語を学ばずに留学する人と、日本で英語ネイティブ環境に浸って
「相手の言っている英語は大体わかる」レベルになって留学した人とでは、
留学してから習得できる英語レベルにかなりの差がつきます。
日本にいながら、英語を覚えたいと思っている方であれば、なおさらです。
「ネイティヴ英語環境」を意識する。
これなしには、日本で英語は習得できません。
日々の生活で英語ネイティブ環境は自分で作ることができます。
ページトップへ
ネイティブ英語環境とは?
では二つ目の環境、自分で生活を英語漬けにする「ネイティブ英語環境」の作りかたについて、お話しします。
ネイティブ英語環境の作り方は簡単です。
このお話は、この文章を読んでいる途中からでもはじめられることなので、英語を絶対に覚えたい!と思われるのであれば、文章を読んでいる途中でもいいので、すぐに
行動してみてくださいね。
ではまず、基本的な質問からなのですが、ネイティブ英語環境とはいったいなんでしょうか?
はい、あなたも知っての通り、ネイティブ英語環境とは、
英語を聞いたり
英語をしゃべったり
英語を書いたり
英語を読んだり
する環境のことですね。
英語環境を用意することはそんなに難しいことではありません。
たとえば、あなたは朝、なにかをしながらテレビを聞いていたり、電車で人がしゃべる
のを聞いていると思います。
ネイティブ英語環境とは、その「BGM」をすべて英語にすればよいのです。
つまり、日本語がまったく耳に入ってこない状態にするわけです。
「え? 英語をずっと意識して聞いていないといけないの?」
いいえ、そうではありません。
あなたが毎日過ごしている「ネイティブ日本語環境」でも、環境音として
日本語をなにも気にせず聞いていますよね?
それと同じで、英語も
「注意を向けなくてもいいので英語を聞き流す」
だけでOKです。
それによって聞いた英語は蓄積し、あなたは徐々に難しい英語でも聞き取れるようになるのです。
「そんなこといわれましても、ワタシ、仕事してるんです」
「一日12時間仕事してて、"ネイティブ環境"を作る時間がないよ」
「家族がいて、家事が忙しいんです。子供もいるし・・・」
おっしゃることはわかります。
現代人はみんな忙しいですよね。
そこで…
ちょっと視点を変えて見ましょう。
あなたが、
仮に片道40分の電車通勤をしていると仮定して、
概算で、1日80分→1週間400分→1ヶ月1600分→1年19,200分!
1か月で1600分、ということは、約26時間。
1年で19,200分=320時間、つまり約13日。
こういう時間も、あなたは人が日本語を話しているのを聞いている
「日本語ネイティブ環境」にいるのです。
通勤電車で寝ている間も、脳は聞いています。
通勤電車って大体の人が寝ていたり、携帯電話をいじっていたり、新聞を読んでいたり、していますよね?
こういう時間、有効活用してみてはいかがでしょうか、というのが、私の提案です。
スキマの時間を使うのであれば、ちょっとした準備でできます。
あなたが
人工ネイティブ英語環境作りのためにできること。
朝:
●英語のCDで起きる
●TVをつけずに英語CDを流しっぱなしにする
●通勤時間で英語CDを聞く
●家事をしているBGMとしてTVの代わりに英語CDを流す
昼:
●家事をしているBGMとしてTVの代わりに英語CDを流す
●昼ごはん、一人で食べるならその間に英語のCDをBGM代わりに聞く
●仕事中、ちょっと休憩したいときに英語のブログや新聞を
眺めてみる
夜:
●通勤時間、英語CDを聞く
●お風呂入っている間に隣の部屋で英語CDを流す。
●料理している間に英語CDを流す。
●ご飯食べている間にアメリカのドラマなどをBGMとしてかけておく。
●寝ている間に英語CDを流す(不眠にならない程度に)。
英語のCDの代わりに最近ではインターネットラジオでCNNやBBCも聞くこともできます。
CNN RADIO
http://www.cnnradio.com/cgi-bin/cnnradio.cgi
BBC RADIO
http://www.bbc.co.uk/radio/
また、英語のポッドキャストや英語ブログもたくさんあります。
英語の新聞、雑誌などもインターネットがあれば読み放題です。
そのようなもので身の回りを英語で満たしてみてください。
私は家に帰るともう10年くらい英語ネイティブ環境のなかで生活しています。
留学や海外赴任から帰ってきて長い間たっても、英語力が落ちていない人は
大体英語ネイティブ環境を取り入れた生活をしています。
これは英語マスターたちの驚くべき習慣です。
逆に、いくら海外生活が長くても家で日本のテレビを見て、関わる人も日本人、
という場合では英語力がまったくつかない例を私は商社時代にたくさん見てきました。
私の友人のアメリカ人男性の例ですが、8年間も日本にいるにもかかわらず
日本語があまりできない人がいます。
「なんで日本語ができないんだろう・・・」
と不思議に思っていました。
先日自宅に伺う機会があって原因が判明しました。
自宅の壁一面にうず高く詰まれた
英語ペーパーバック
洋画DVD・ビデオ
英語雑誌
の山、山、山。
そしてテレビから流れるBBC・・・。
そうなんですね、
彼は日本に暮らしているのにまさに「英語ネイティブ環境」の中に住んでいたのです。
おまけに彼は自宅で英語を教える仕事をしているので、余計にがっちりとした
英語ネイティブ環境の中で暮らしているのです。
「なるほど。日本語がうまくならないわけだ。」
と納得して帰ってきました。
この例は裏を返せば、英語ネイティブ環境で生活すればあなたの英語力も
上達するということだと思いませんか?
あなたが、この男性になればいいのです!
ここでひとつ、英語習得をショートカットする秘訣を披露しましょう。
ネイティブ英語環境にある程度の時間、身を置いていると…
頭の中に
「ネイティブ英語回路」
ができてきます。
それも、日本語回路とはまったく別に。
そう・・・
英語のできる人は、
日本語回路とネイティブ英語回路の2つの回路が頭の中にある
のです。
ネイティブ回路ができると次のような現象が起こります。
●今まで雑音に聞こえていた英語が意味のある言葉の連鎖として聞こえるようになる。
●英語の単語同士の連想ができるようになる。
●英語を日本語に訳さず、理解できるようになる。
●ひとつの単語からいもづる式に次の単語が自然に思い起こされ、場面や文脈で
覚えた単語が無意識に口に登るようになる。
●英語の語順のまま、次に来る言葉の働きが予測できるようになり、日本語に
訳そうとする気持ちが消えるようになる。
●英語を聞いたり読んだりするときの疲れが減って、内容が明確に思い出されるようになる。
●熟語や前置詞が単語とともにでてくるようになる。
つまり、日本語からいちいち訳さなくても脳の回路自体が英語になっているので
英語で考え、英語で答えることが可能になるのです。
ネイティブ回路を作るために、あなたに英語ネイティブ環境を作ることを「習慣」に
してもらいたいのです。
買う本は洋書、新聞は英字新聞…。
見るDVDは字幕なしの英語…。
電車の中では英語ラジオ…。
ネイティブ環境を作る、ということで、とにかく英語を「聞く」ことを
書いてきましたが、リスニングと併用するとすごい効果を発揮する方法があります。
そして、ほとんどの日本人の英語学習者はこの方法を実践していません。
しかし、普通の日本で生まれた日本人で、英語が話せるようになった人は
ほとんど全員この方法を実践しています。
なのでこの方法を知ることで
あなたの英語学習は劇的に結果が出るようになると思います。
では、その方法とはなにか?
次回はその方法について詳しくあなたにお伝えしたいと思います。
ページトップへ
音読、その脅威なるもの
リスニングと併用するとすごい効果を発揮する方法がある、というところまで
お話しましたよね?
さっそく、その秘訣を公開しようと思います。
その方法はなにかというと・・・
ずばり、音読です。
音読とは、書いて字のとおりテキストを自分で声に出して読むことです。
「なーんだ。そんなこと知っているよ!」
そう思いましたか?
そう思ったら、注意してください。
以前、お伝えした通り、
多くの人の、
「知っていること」
と
「やっていること」
の間には非常に大きな溝があるのです。
厳しい言い方かもしれませんが、「なんだ、こんなの知ってる」と思っている人は
ほとんど全員、
「知っているけど、やってない人」
なのです。
「知っているけど、やってない人」は、「知らない人」と、行動してないという点では一緒です。
行動していないから結果が伴っていないのです。
知っているだけでは十分ではない。適用しなければならない。
望んでいるだけでは十分ではない。実行しなければならない。
これはゲーテの言葉です。
「でも・・・」「だけど・・・」とは言わずに、この音読をまずは試してみてほしいのです。
英語を見つけたら、それを声に出してみて欲しいのです。
(この講座にこのあと英語が出てきます。それをぜひ音読してみてください)
では、なぜ音読がそんなに重要なのか?
はい。
音読が重要なのには理由があります。
なぜ音読が重要かというと・・・
3つ、あります。
それぞれ、大事なので詳しく説明します。
1)日本語と英語のリズムの違いを身につけられる
英語は日本語のように平坦なリズムでは話されません。
一つ一つの単語にはアクセント(力点)があり、質問が異なれば同じ文章の答えでも、
強調する言葉も違います。
例文
I went to the park this morning.
(今朝、公園に行きました。)
これをそのままカタカナ表記にすると
アイ ウェント トゥ ザ パーク ディス モーニン.
となりますが、
実際に聴いてみると
アイ ウェント トゥ ザ パーク ディス モーニン.
と聴こえます。(太字の部分が強く聴こえる)
これが英語と日本語のリズムの違いであり、英語を聴き取るときに難しい点でも
あります。
というのも、日本語は力点がなく、音を同じように発音しますが
英語は単語一つ一つ、アクセントがあり、その通りに発音しないと通じないからです。
もう一度書きますよ、
英語は単語一つ一つ、アクセントがあり、その通りに発音しないと通じないからです。
でも難しく思わないでください。
逆に言うと、ちゃんと英語のアクセントで喋れればたいしたことをいってなくても
ネイティブぽくに聴こえます。(ホントです)
このネイティブリズムを身につける早道が「音読」なのです。
2)単語や発音を覚える上で重要
こんな経験ありませんか?
「あ~この単語、なんて読むんだっけ・・・?」
「microphone、スペルはわかるのに発音がわからん!話が続かないよ!」
「あれ?今、なんで通じなかったのかな?ちゃんと“マイケル・ジャクソン”って
言ったのに・・・」
私もこんな間違いは山ほどしました(笑)
アメリカでとある観光地を目指していました。
私は自他共に認める方向音痴なので、迷う前に現地に電話して聞いてみたんですね。
そのとき、道路表示をみると
「Lincoln Street」
と書いていました。
なので私は電話口で
私:「あの~今、“リンコリン”ストリートにいるんですけど
そちらにはどうやって行ったら良いんでしょう?」
相手:「は?リンコリン??」
私:(通じないと思って)「リンコリン ストリート!」
相手:「・・・・もしかして“リンカーン”ストリートのことですか?」
そうなんですね(笑)
スペルでは
“Lincoln”で確かにそのとおりに読むと「リンコリン」なんですけど、
正しい読む方は「リンカーン」となるんです。
リンカーン大統領のリンカーンです。
英語には「読み方の例外」が一杯あります。
"a"でも「アー」、「ア」、「アイ」、「エイ」などなど・・・
なので言葉はつづり(スペル)を見ただけだと、発音がわからないんですね。
会話したい場合、発音は避けて通れませんよね?
いくら単語見て意味がわかったとしても相手は筆談してくれるほど悠長ではないのです。
特に日本語は英語を学ぶときに「弊害」となりやすい外来語が多いので、音読を
することで、外来語を正しい発音に正すことができます。
外来語、ってホント身の回りにあふれていますよね?
今、これを書いている机の周りを見渡しても
テーブル
グラス
ライト
ノート
ソファー
ベット
シャツ
などなど、たくさんあります。
外来語がなぜ悪いかというと
そのまま発音しても英語圏ではまず通じない
からです。
たとえば、
テーブル (table)の場合、
最初の"a"に力点がありますから
テーボー
のように英語では聞こえます。
ラスベガスに行ったときに、チケットの予約を電話でしていました。
「カジノ」という言葉がなかなか通じず、「アクセントが悪い?」と思い、
「カジーノ」
「カージノ」
「カジノー」
と力点をいろいろ試したけれども通じなかったんですね。
でもラスベガスだし、「カジノ以外にいったい何があるんだ?」
と思うじゃないですか?(笑)
「何で通じないの~~~」と泣きそうになったとき、
私の話を聞いていた先方が「もしや、カシノのこと?」と・・・
日本語 → カジノ(casino)
英語 → カシーノ(casino)
となるんですね。
目からウロコでしたよ。
恐るべき外来語。
そして、
やっぱり発音記号とイントネーションは大切だなあ・・・と身にしみました。
音読は日本語的発音をする外来語をきちんとした英語に直す役割もあるのです。
さらに、単語の読みが身につくと、関連した言葉や
その単語から派生した言葉なども覚えやすくなります。
3)さらなるリスニング効果
日ごろ学んでいる英語のテキストを実際に声に出して読むことで、自分で発音した
単語や文章って、耳から入ってきますよね?
そうするとさらにリスニングできるようになるのです。
自分で耳で聞くことで、ネイティブの発音と自分の発音のどこが違うのかわかるように
なります。
つまり、あなたは音読をすることで日本人に苦手な音も聞き分けられ、
ひいてはネイティブのような正しい発音ができるようになるのです。
リスニングと同時に行う「音読」はこれほどの効果があります。
次から英語を勉強するときは、音読を必ずセットにすることを覚えて置いてくださいね。
あなたの英語学習の効果が、10倍以上になるのは確実です。
ページトップへ
英語学習の3つのステージ
今回は、あなたに「英語学習の3つのステージ」についてお伝えします。
その「3つのステージ」をお話しする前に、ちょっと確認したいことがあります。
英語を途中でやめてしまう人ってあなたのまわりにたくさんいませんか?
大体の人が、語学を途中で諦めてしまうのは理由があります。
それは・・・
語学学習の上達は右肩上がりだ、という幻想をいだいているからです。
つまり、今日英語を2時間勉強したら昨日よりは英語ができるようになっている・・・
そんな甘い幻想を抱いているのです。
とんでもありません!
そんな夢のようなことは存在しません!
現実は違うのです。
勉強するだけで、毎日英語の上達を肌で感じるようになる。
残念ながら、そんなことはないのです。
実は・・・
語学上達は「階段状」なんです。
あなたは、ダイエットしたことありますか?
ダイエットをされたことがあるならわかると思うんですが、最初は運動しても食べなくても
なかなかすぐに体重が減りませんよね?
で、それでも諦めずにしばらく続けていると、思い出したように体重がカクン、と落ちる。
「やったあ がんばったかいがあった!もっとがんばってもっと体重を落とすぞ!」
とジムに行ってカロリー制限しても体重はビクともしない。
「くっそー、なんで体重落ちないんだ??」
とへこみそうになる。
でもめげずに続けていくとまたしばらくたって
カクン、と体重が落ちる。
語学の上達もまさにこんな感じです。
つまり
ある一定の学習をこなすたびに、階段状に、効果が現われてくるのです。
これは、英語学習のモチベーションを保つために、知っておかなければいけないことです。
「語学の上達は階段状だ」なんて誰も教えてくれないから、みんな勉強し始めたら
右肩上がりに伸びていくと思って
「うまく行かない・・・私には語学の才能ないのかも」
と諦めてしまうのです。
加えて、語学のステージは大きく分けて3つあります。
大事なことなので、1つずつ説明しましょう。
1.ステージ1「聴くステージ」
ネイティブ回路が作られるステージです。
ネイティブ回路ができると、英語を英語のままに理解できるようになるのですが
大体の人は、このステージ1途中で挫折してしまいます。
なぜ挫折してしまうかというと、明確な目標がなかったり、インプットが足りなかったり、
だれもネイティブ回路を作るのにどれくらいリスニングが必要とは教えてくれないから、
途中で「もう無理なんだ」と思って諦めちゃうんです。
ネイティブ回路は、ある日突然できます。
まるでコップから水があふれるように、前の日まで雑音にしか聞こえていなかった英語の音が、意味をなして聞こえるようになるのです。
ただし、ネイティブ回路が出来上がるまでは
「上達してる」
という実感はほとんどないのがつらいところです。
2.ステージ2「話すステージ」
この段階ではネイティブ回路が作られているため、英語を聞くと大体意味がわかるようになっています。
この段階では次に「話す練習」をすると効果的です。
リスニングや、音読をステージ1で散々やっていますので、インプットは十分です。
このステージではアウトプットを中心にやっていくと上達が早いです。
具体的な例としては、
●留学・ホームステイに出かける
●外国人の友達をつくる
●語学学校に通う
語学学校や短期の留学・ホームステイに関しては、ステージ1で実行されてもほとんど意味がありません。
英語の音に慣れるためにわざわざ何十万も払うのはお金の無駄だと思いませんか?
ネイティブ英語環境なんて、作り方を知っていれば簡単に作れて英語の音に慣れることができます。
誤解されている人が多いのですが、英語は難しい技術でもなんでもなくて、ただのコミュニケーションの道具です。
なので時間さえかければ誰にでもできるようになります。
あなたはこれを読んでいるということは日本語を理解していますよね?
日本語を理解するにはまず、
ひらがな・カタカナ・漢字の3種類を区別し、何万語という漢字を区別し、読んで、意味が
わかる必要があります。
そんな高度なことが現段階でできているのですからたった26文字で成り立つ英語を
理解するのはそんなに難しくないと思いませんか?
実際、英語はちゃんとした手順を踏めば、驚くほど簡単に習得できるのです。
ただし、コミュニケーションは双方向ですから、まず相手のいっていることがわからないとダメですよね?
そういう理由もあって私は、英語を聞いて英語のまま理解できるネイティブ回路を
キチンとステージ1でつくることを提唱しています。
ネイティブ回路ができているステージ2の段階で留学・ホームスティ・語学学校に行くと、
すでに基礎がきちんとありますから、外からの刺激、感情が伴う学びの場での実践が
組み合わさって得られる効果は非常に大きいです。
また、留学やホームスティ、語学学校に通うのは受身ではいけません。
自分がそこから得たい結果はなんなのかを明確にしておくと、結果に焦点が当てられ、
さらに大きい効果が期待できます。
当たり前なんですが、留学やホームスティに行く場合、日本人の少ない場所を選ばれる
と「話さなくてはいけない状況」に追い込まれるため、英語力が伸びます。
また、日本人の少ない場所にわざわざ好んで行く日本人は向学心が高く独立志向の人が多いので、お互いの語学習得に邪魔になるようなことは極力避けようとする人が多いです。
逆に日本人が多く集まる場所(アメリカならLA、サンフランシスコ、NYなどの大都市)に
行ってしまうと、付き合うのも話すのも日本人だけ、という状況に陥ってしまいますので注意が必要です。
私の友人でLAに語学留学していた人がいました。
彼女の学校は生徒が全員日本人だったそうです。
これでは授業中は英語でも、相当気をつけないと授業以外は全部日本語環境に
逆戻りしてしまいますよね?
結局彼女は、普通の語学学校からカリフォルニアのサンディエゴ州立大学の
ビジネスプログラムに編入しあまり日本人がいない環境でめきめきと英語力を伸ばし
現地で就職してしまいました。
なので大金を出して留学やホームスティをされる場合は是非事前リサーチを怠らない
ことをオススメします。
日本人の割合はパンフレットに記載されていたりしますし学校にメールして簡単に聞くことができますよ。
3.ステージ3「専門性を高めるステージ」
ステージ1・2を経て、「英会話はまあ大丈夫」というレベルになっていると思います。
ステージ3では自分の専門性を高めるステージです。
高めたい専門性や達成したいゴールは人によって違うと思います。
達成したいゴールによって、覚えるべき単語も異なりますよね。
それを自分で学んでいくのがこのステージです。
終わりがないようにも聞こえますが、逆に言うとステージ1・2で培ってきた基礎が
あるため、あとは自分の興味関心の分野を英語で学んでいくだけともいえます。
絞込みができるので特定分野で話せるようになるのは実際、結構短い時間でできます。
私は商社で何年か海外営業をしていましたが、まったく英語のできない新入社員がはいってきて、約半年で貿易英語は一通り身につけていくのをたくさん目にしてきました。
仕事の分野や、自分の興味に直結していることであればあるほど、専門用語を目にする機会も多くなり、上達も早くなると思います。
ということで、どうでしたでしょうか?
英語学習の3つのステージをちゃんと踏んでいけば、英語をマスターできるように思えましたか?
もしそう思えたなら、あなたは正しいです。
実際に私がこの3ステージで身につけていますから^_^。
ここまで、ご自分でネイティブ英語環境に浸ることの良い面ばかりお伝えしてきましたが、
次回からはデメリットをお話します。
ページトップへ
英語力の状態によって異なる学習法
ここまでは、
「ご自分でネイティブ英語環境に浸る方法」
についてお話してきました。
良い面ばかりお伝えしてきましたが、デメリットもきちんとをお話したいとおもいます。
何事にも良い面と悪い面がありますからね。
私は通訳・翻訳という仕事柄、周りの人は英語を話す人ばかりです。
昨年、英語の教材を作成したときにたくさんの英語マスターの皆さんに、
「どうやって英語をマスターしたのか」
と徹底的にインタビューしました。
4ヶ国語をマスターした外国人もいれば、同時通訳もいれば、外国人セミナー講師の
プロモーションをしている人、アメリカで長く働いていた人・・・
いろんな人に
●なぜ英語を学ぼうと思ったのか?
●どうやって英語を学び始めたのか?
●英語を学ぶ上で一番楽しかったことは?
●英語を学ぶ上で一番つらかったことは?
●留学した時点で英語はある程度できたのか?
このような質問をぶつけました。
英語を学び始めた取っ掛かりこそ、読解であったり、英語の歌であったり、
ドラマであったり、バラバラだったのですが、
彼らが英語を習得した「やり方」に共通点があると気付いたのです。
それこそが、自分で自分の生活を英語漬けにする、「ネイティブ英語環境」でした。
日本にいながらにして英語を習得するには
「ネイティブ英語環境しかない」
と言い切れます。
正直に言って良いでしょうか?
ネイティブ英語環境だけなら、あなたにも自分で作れると思います。
ただし、何の案内もなく英語を身につけようとすると強い意志と、ものすごい根気が
必要です。
「自分が今、英語学習のどういう段階にいて、あとどれくらい、何を学んだら次のレベルにいけるのか・・・」
「自分がいったいどこを目指しているのか、そのためにはなにが必要なのか・・・」
これらが学ぶ途中でわからないからです。
また、興味のないテキストなどで学んでいると「飽きる」「興味が低下する」
ということもあります。
遅々として進まない英語学習・・・
失せてきた興味・・・
まさにゴールのないマラソンをしている気分になると思います。
そして、このネイティブ英語環境に浸る方法は、
英語の基礎ありなしによっても、英語が身につく速度が代わってきます。
もしあなたが中学高校で学んだ文法を全部覚えていて、使いこなすことができ、
ネイティブ英語環境にいながら、毎日英語の語彙を増やすことができるのなら
なにも問題はありません。
それらすべて同時進行でできればある程度の時間学習すると
「読めるけど、話せない」
「話せるけど、文法がわからない」
ということはなくなります。
つまり、
文法や必要な語彙がすでに身についていて使いこなすことができる、という人には
ネイティブ英語環境に浸る、というやり方はパーフェクトです。
ネイティブ英語環境でリスニングと、音読で口の練習をしてもっとも効果的に
すばやく英語を身につけられるでしょう。
よく本屋においてあったり、英語の教材にありますが
「聞き流せば英語が話せるようになる」
という勉強法もあれば
「文法さえマスターできれば話せるようになる」
「発音さえ治せば、話せるようになる」
という勉強法もありますよね。
これは、どれも正解であり、間違いでも有ります。
それはあなたの今の状態によって正解でもあり間違いにもなるのです。
もし、あなたが
必要最低限の文法が身についてきちんと口から出て、発音もできて聞き取りだけができない、となると聞き流しが有効だと思います。
しかし、文法も、語彙も、発音も、聴き取りも自信がないとなれば、英語聞き流しだけを
実行しても英語の上達は遅々として進まず、最終的には
「聞けるけど、難しい内容になったら語彙がわからない」
「相手の言っていることはなんとなくわかるけどしゃべれない」
こんなふうになってしまう危険性があります。
私の友人でアメリカの大学でMBAプログラムに参加していた人がいます。
同じプログラムで日本人男性がいたのだそうですが、彼はテストの点は良いし、
リーディングは問題ないのに、クラスで発言するとなると、あまりにも発音が
日本人英語から抜けきれず、日本人しか彼の英語は理解できなかったため、
毎回、彼が発言するたびに他の日本人が彼の言っている事を
日本語英語 → 英語
に通訳していたそうです。
発音をおろそかにしてバランスよく英語を学ばなかったため、こうなってしまったんだと
思います。
これでは意味がありません・・・。
なので
聞くだけ、
話すだけ、
発音だけ、
語彙だけ、
文法だけ、
・・・ではなくて
それらを包括的に学ぶことが
英語力を向上する上ではとても大切です。
包括的に学ぶことでバランスよく英語力を身につけることができます。
重要な事なので、是非忘れないで下さい。
ページトップへ
